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SDGsとはSustainable Development GoalSの略であり、日本語では‘持続可能な開発目標’と訳されています。2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として、2015年9月の国連サミットで採択され「持続可能な世界を実現するための2030アジェンダ」にて記載されました2016年から2030年までの国際目標です。持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)ことを誓っています。SDGsは発展途上国のみならず、先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり、日本としても積極的に取り組んでいます(以上、外務省のHPより要旨を抜粋)


北海道ポラコン株式会社(以下、当社)も、SDGsの理念に全面的に共感し、今後17の目標全てを満たすための企業経営・運営を心がけます。現時点(2019年9月時点)で当社としては、次の項目について取り組んでおります。

1. 貧困をなくそう

当社は、大阪に拠点を置く認定NPO法人D×Pを寄付行為等で応援しています。D×Pは主に通信制・定時制の高校生を中心に支援しており、様々な理由から‘しんどい’思いをしている若者に生きがい、やりがいを持ってもらいその後の進学や就職に繋げる活動を展開しており、その活動の幅は年々広がっています。ここ数年で札幌をはじめとする北海道でも広まりを見せています。札幌は政令指定都市の中で、生活保護受給率が大阪市に次いで2番目であり、また19歳以下の生活保護受給率は1位とほぼ同率と若者の貧困が深刻化しています。D×Pの活動を引き続き応援することで、少しでも地域における貧困の緩和に寄与し続けたいと考えます。

3. すべての人に健康と福祉を

2018年7月に、北海道ポラコン(株)の100%出資で、重労働の負担を軽減するためのアシストスーツウェアを開発するR-e(株)を設立しました。医療制度の充実などで、100歳まで生きる人が珍しくない時代に突入する一方、年金制度への不安や働き手の不足などから長く働くことが必要な時代でもあります。そういった実情や課題を解決するために、コンクリートとは全くの別業界で新たなチャレンジをしています。この新規事業への取り組みは‘健康’と‘福祉’の分野に貢献する可能性を大いに秘めています。

5. ジェンダー平等を実現しよう

当社は、性別や性的マイノリティ(LGBT)で差別することを一切許しませんし、採用等を妨げることは全くありません。現状、男性社員が多いのが実情ですが、今後は平均化を目指します。また差別をするような企業とは一切の取引を許しません。

8. 働きがいも経済成長も

時代の変化に対応した労働環境の実現を目指しています。当社が身を置く土木・建設業界においては、過去劣悪な環境下で働く従業員が多かった事実はございますが、これからはどの業界よりも、休日の充実や労働環境の整備、サービス残業の徹底的な廃止等を目指します。また少子高齢化、グローバリズム化の中で劇的に変化する経済環境のもと、100年続く企業を目指し、当社製品の海外展開および新規事業への挑戦で、働いている社員と社会の充実を実現します。

9. 産業と技術革新の基盤を作ろう

11. 住み続けられるまちづくりを

長らく培ってきましたポーラスコンクリート製品をベースにした、雨水流出抑制技術を現在独立行政法人国際協力機構(JICA)の支援を得ながら、現在はインドネシアにおいて、当地の洪水抑制・低減や雨水によるインフラ被害の低減を目的として調査事業をスタートさせています。インドネシアを皮切りに、同じように雨水による悪影響を余儀無くされている国や地域に事業展開することを今後の当社の目標としています。ポーラスコンクリートを雨水流出抑制を目的として大規模に使用している国は日本だけです。当社はこの技術を広めることで同時に社会貢献が可能だと考えています。

13. 気候変動に具体的な対策を

当社が製造するポーラスコンクリート 、および雨水の流出をコントロールする計算(設計)技術は、高度経済成長を経て都市型洪水が増加した日本において、インフラのサブ的位置付けでその存在感を発揮して参りました。また近年では地球温暖化に起因すると見られる急激な気候変動が後を絶ちません。当社はこれからもできうる限り、自社のリソースを使いながら、益々加速する気候変動に対応して参ります。

15. 陸の豊かさも守ろう

当社が製造するポーラスコンクリートは、連続する空隙があることにより多孔質となっています。その‘透水性’という特性を活かして、自然調和型の製品という特徴を持つことが可能となっています。植物の植生も可能ですし、雨水を自然サイクルに復元することも可能です。セメントを原料とするコンクリート製品はある意味自然を破壊しながら都市化を実現していくイメージがありますが、当社の製品は「都市化」と「自然」を結びつける存在でありたいと創業以来考えて今に至ります。

17. パートナーシップで目標を達成しよう

当社は、国内外問わずSDGsの取り組みを積極的に行なっている企業との取引を重視し、将来に向けて事業活動を展開します。未来の子供達や地球に課題を先送りするような事業活動は行いません。また他社からも当社のSDGsの取り組みを評価していただけるよう更なるSDGs経営を心がけます。